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13年度温室効果ガス 過去2番目の排出量

2015年4月14日 12:43

 環境省は、2013年度に日本国内で排出された温室効果ガスの量の確定値を発表した。原子力発電所の運転停止が続いている事などから、排出量は過去2番目に多い結果となった。

 2013年度に日本国内で排出された温室効果ガスは14億800万トンで、2012年度に比べて1.2%増加した。これは2007年度の14億1200万トンに次いで、過去2番目の多い排出量。

 環境省は、東日本大震災以降、二酸化炭素を出さない原子力発電所の運転停止が続いている一方で、火力発電所で石炭の消費量が増加していることが主な原因と分析している。

 政府は温室効果ガスの排出量を2020年度までに2005年度に比べて3.8%削減する目標を公表しているが、2013年度の結果は2005年度に比べて0.8%増加となった。