蔵王山 火口周辺警報から1週間
宮城・山形にまたがる蔵王山で火口周辺警報が発表されてから1週間となった20日、依然、火山性地震が相次いでいる。
蔵王山では19日、9日以来となる火山性微動が観測された。また、火山性地震も19日は20回、20日朝も午前8時までに9回観測された。宮城県の蔵王町では20日、村上英人町長が風評被害の対策について、山形県側も含む周辺の市町村と連携するよう職員に指示した。
また、今月24日に開通を予定していた観光道路蔵王エコーラインについては、次のように答えた。
村上町長「火山性地震が落ち着くのが約1か月継続すれば、一つの目安」「(Q:今のところ、めどはたたない?)でしょうね。きのうまた微動が起こったということで」
蔵王町では今週中に宿泊施設のキャンセル状況をまとめ、27日に町議会に風評被害の対策費用を盛り込んだ補正予算案を提出する方針。