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神職の卵“入所みそぎ”雪解け水で身清める

2015年4月20日 22:45
神職の卵“入所みそぎ”雪解け水で身清める

 山形・鶴岡市の羽黒山で20日朝、神職の卵たちが冷たい川で身を清める「入所みそぎ」が行われた。

 「入所みそぎ」は、鶴岡市にある出羽三山神社の神職養成所の新入生を対象とした恒例行事。この春、新たに入所したのは、年齢が23~45歳までの男性5人と女性1人の合わせて6人。新入生たちは20日朝、教官や先輩と一緒に羽黒山を流れる祓川に入り、けがれを払う言葉を全員で唱(とな)えた。

 この時期の祓川は、雪解け水が流れるため冷たく、顔をしかめる新入生もいた。

 新入生・白井孝典さん(26)「厳しい体験だったが、これからの修行も今回のことを頭に入れ、精進していきたい」

 新入生・村田治さん(45)「先輩方の経験をよく聞いて、理想の神職像を見つけていきたい」

 6人の神職の卵たちは、今後1年から2年をかけて作法や古典などを学び、神職の資格取得を目指す。

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