ペットショップに業務停止命令 東京都で初
劣悪な環境でペットを飼い販売していたとして、東京都は21日、都内のペットショップに業務停止命令を出した。
業務停止命令が出されたのは、昭島市緑町のペットショップ「パピオン熱帯魚」。東京都によると、このペットショップでは、犬やネコを満足に立ち上がれないサイズの小さなカゴや自由に動き回れないサイズのカゴで飼ったり、不衛生な環境で飼ったりしていたという。私たちが入手した去年撮影された写真でも、店先に並べられたカゴの中に、鳥が詰め込まれているのが分かる。
このペットショップについては、悪臭などの苦情が100件以上寄せられていて、都はこれまでに店に34回立ち入って指導を行ったが、改善が見られないことから、今月21日から1か月間の業務停止命令を出した。東京都でペットショップに対し業務停止命令が出されるのは初めて。
このペットショップでは、現在も犬15匹、鳥200羽が飼育されているという。