福島第一原発 建屋カバー解体へ作業開始
福島第一原発1号機では建屋内のガレキを撤去するため、建屋を覆うカバーの解体に向けた作業が15日朝から始まった。
水素爆発を起こした1号機は建屋の内部にガレキが散乱し使用済み燃料プールに保管されている核燃料の取り出しの妨げとなっている。東京電力は建屋内のガレキを撤去するため建屋カバーの解体に向けた作業を15日朝から始めた。午前6時半過ぎからカバーの屋根に穴を開け、放射性物質の飛散を防ぐ「飛散防止剤」をまく作業を行っている。
一連の作業では放射性物質の飛散を心配する声が上がっているが、今のところ周辺のモニタリングポストに変動はない。
東京電力では今月末にもカバーの解体を始め、来年度から本格的なガレキ撤去を行う計画。