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今年最高 桜島の噴煙上空4300m達する

2015年5月21日 13:54
今年最高 桜島の噴煙上空4300m達する

 これまでで最も早いペースで爆発を繰り返している鹿児島県の桜島で21日午前、噴煙が上空4000メートルを超える爆発が相次いで観測された。

 21日午前6時16分、桜島の昭和火口で今年に入って570回目の爆発が観測され、上空4100メートルまで噴煙が上がった。午前10時20分には、今年最も高い上空4300メートルに達する爆発が起きた。4000メートルを超える爆発は、これで今年4回目。

 噴煙は南東方向に流れ、鹿児島地方気象台は午後4時までに鹿児島市で「やや多量」の降灰があり、降灰は種子島にも達するという「降灰予報」を発表した。

 桜島では今年に入ってからマグマの移動で山が膨らむ「山体膨張」とみられる変化が続いている。