【台風10号】県内国道や県道で「土砂崩れ」相次ぐ…高知の様子は
29日朝、鹿児島県に上陸した台風10号は、週明けにかけて日本列島を、縦断するおそれがあります。大雨や暴風などに長い時間、厳重な警戒が必要です。これから台風が近づく高知県から中継です。
四万十市の四万十川では、近くで屋形船を運航する人によりますと、川の水は27日から増え始め、多い時は1時間に40センチから50センチ水位が上がったということです。
高知県内では断続的に雨が降り、県内の国道や県道では土砂崩れが相次いでいます。26日の降り始めから29日午後4時までの雨の量は、津野町船戸で498ミリとなっています。津野町では29日午後2時前、土砂災害や河川の氾濫の危険性が高まっているとして、町内の一部地域707世帯1430人に避難指示を出しました。
避難する人も増えてきました。29日午後4時時点で、避難所は県内26市町村で開設されていて、184世帯222人が避難しています。県中部の避難所に28日に避難してきたという80代女性は、ひとり身で不安を感じたので早めに避難したと話していました。