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第一三共“3回目接種”の臨床試験を開始

2022年1月31日 14:27
第一三共“3回目接種”の臨床試験を開始

新型コロナウイルスのワクチンの需要が世界的に増える中、国産ワクチンを開発中の製薬会社・第一三共は、3回目の追加接種で使用するための臨床試験を国内で始めたと発表しました。年内の実用化を目指すということです。

第一三共が開発中の新型コロナワクチンは、現在、中間段階の臨床試験中で、今年の9月までに最終段階の臨床試験を始める予定ですが、このワクチンを3回目の追加接種で使用するための臨床試験を同時並行で始めたということです。

初期の臨床試験では、ファイザー製かモデルナ製のワクチンを2回接種した528人を対象にした交互接種で安全性や有効性を確認し、その後、4500人を対象にファイザー製の追加接種などと比較した試験を行う計画です。

第一三共は、ワクチンの承認と追加接種での実用化について、いずれも年内に始めることを目指すとしています。