「6年前の土砂災害が思い起こされて不安…」大分・日田市や中津市に“緊急安全確保”【中継】
九州北部地方では、これまでに経験したことのないような大雨になっています。気象庁は福岡県に続き、大分県にも「警戒レベル5」にあたる大雨特別警報を発表しました。「緊急安全確保」が出ている日田市から中継。
九州北部地方では、これまでに経験したことのないような大雨になっています。気象庁は福岡県に続き、大分県にも「警戒レベル5」にあたる大雨特別警報を発表しました。災害がすでに発生している可能性が極めて高い状況で、ただちに命を守る行動をとるように呼びかけています。
8日から雨は断続的に降り続いています。そして9日の夜から10日の朝にかけては、雷をともなった非常に激しい雨が降っていました。また、少し前からも雷をともなった強めの雨が降り始めています。
国道212号では、道路一帯を茶色くにごった水が覆っていて、車が水しぶきをあげながら、少しゆっくりとした速度で走行しているのがわかります。
大雨の影響で、日田市の小野地区と大鶴地区の計795世帯、1795人に、中津市の三光地区、本耶馬渓地区、耶馬溪地区、山国地区の計6056世帯、1万2509人に大雨警戒レベル5の「緊急安全確保」が発表されています。
取材する中で、住民からは、「6年前の土砂崩れ、土砂災害が思い起こされて不安です」との声が多く聞かれました。
雨は断続的に降り続けています。この影響で、土砂災害の危険性がかなり高まっていると思われます。今後も厳重な警戒が必要です。