“バイオ燃料100%”作業車 成田空港で実証実験開始
二酸化炭素排出を減らすため、空港で使われる作業車両に、食用油などを原料にした「濃度100%」のバイオ燃料を使う実験が成田空港で始まりました。
日本航空は、空港で乗客が預けた手荷物などを入れたコンテナを運ぶけん引作業車のうち1台の燃料を、従来の軽油から「濃度100パーセント」のバイオディーゼル燃料に切り替える実証実験を開始しました。
バイオ燃料は飲食店で使用された食用油などを原料としていて、この1台で、1年間におよそ6トンの二酸化炭素排出量削減効果があるということです。
日本航空は、従来の軽油を使った作業車と比べて、作業速度や費用面などを来年3月末まで検証することにしています。