延期の民間ロケット「カイロス」13日に打ち上げ…運営会社が発表
和歌山県串本町の民間ロケット「カイロス」について、運営会社は今月13日に打ち上げを行うと発表しました。
民間の小型ロケット「カイロス」を巡っては、今月9日に初号機の打ち上げを予定していましたが、発射直前に海上の制限区域に船舶が進入し、安全が確保できないとして、延期となりました。
これについて、「カイロス」を開発した民間企業「スペースワン」は11日、打ち上げの日程を、今月13日の午前11時1分に再設定したと発表しました。
日本のロケット打ち上げは、これまでジャクサ(JAXA)=宇宙航空研究開発機構などが主導してきました。民間では2019年に、北海道で打ち上げに成功していますが、人工衛星などは積んでおらず、「カイロス」に搭載される情報収集衛星が軌道投入されれば、民間で初となります。