日本初の民間ロケット発射場で打ち上げを延期 急きょ日程を変更 和歌山・串本町
9日、和歌山県串本町では、日本初の民間ロケット発射場から初号機の打ち上げが予定されていましたが、急遽日程が変更されました。現地から中継です。
和歌山県などが設置した公式の見学場です。午前11時17分の発射予定時刻直前に日程変更が発表されました。
日本初の民間ロケット発射場「スペースポート紀伊」から打ち上げられる予定だったロケットは宇宙事業を手掛ける「スペースワン」が開発した全長およそ18メートルの小型ロケット「カイロス」です。人工衛星を運ぶことができ、地球の軌道に載せられれば日本の民間では初となります。
搭載されるのは、内閣官房の組織の一つ内閣衛星情報センターが運用する人工衛星の代替機です。
スペースワンは2020年代後半までに、年間で20回という高頻度で打ち上げを行うほか、1回あたりの費用も他国の企業に劣らない安さを目指し急増する人工衛星の打ち上げ需要に応えたいとしています。
現在、延期の理由について情報がなく、スペースワンは9日午後1時半以降に記者会見を行う予定です。