×

富士山、大荒れの天候の中「山開き」山梨側

2015年7月1日 12:52
富士山、大荒れの天候の中「山開き」山梨側

 世界遺産登録から3年目の夏を迎えた富士山が山梨県側で山開きした。

 1日朝の富士山は低気圧の接近で大荒れの天候となり、ご来光を拝むことはできなかった。登山の起点になる富士山5合目では一時、最大瞬間風速36メートルの強風が吹き荒れ、山小屋の関係者などが登山者に登山の自粛を求める姿も見られた。また、この雨と風で8合目の山小屋では低体温症とみられる男性登山者1人が収容されたほか、山梨県は5合目につながる富士スバルラインを通行止めにする措置を取った。

 今年の山梨県側の富士登山者について、山梨県は箱根山などで火山活動が相次ぐ影響を考慮し、去年より2万人少ない18万人を見込んでいる。富士山の静岡県側の山開きは今月10日。