国交省 JR5社に警備強化などの指示
東海道新幹線の車内で先月30日、男が焼身自殺した事件を受け、国土交通省は新幹線を運行するJR5社を集め、緊急会議を行った。
国交省は会議の中で、JR5社に対し模倣犯を警戒する必要があるとして、巡回の増強や不審者への警戒強化など警備を徹底するよう指示した。また、JRの規定では可燃性の液体は重さ3キロ以内であれば持ち込みを禁止していないが、こうした規定についても見直す必要がないか検討するよう指示したという。
会議を受け、JR東海の金子副社長は「よく検討し、必要な部分は変えていきたい」と述べる一方で、今回の事件のように危険物を隠して持ち込まれた場合については「どうやって防ぐのかよく考え、対策をとっていきたい」と話した。