全国的に梅雨の晴れ間となった１１日は、厳しい暑さとなった。各地で気温がグングン上がり、全国の４割以上の観測点で真夏日となっている。

　日本付近は高気圧に覆われて朝から強い日差しが降り注ぎ、全国的に気温が上がった。北海道の帯広では最高気温が３４．７℃まで上がり、厳しい暑さとなった。全国で最も気温が上がったのは岐阜県郡上市八幡で３５．８℃を記録し、猛暑日となった。１１日、３０℃以上を記録した地点は午後４時までに４１８地点で、全国の観測点の４割以上にのぼり、真夏日の地点が今年最も多くなった。

　関東地方でも厳しい暑さとなった。茨城県笠間で３５．２℃、群馬県館林でも３５℃まで上がり、関東で今年初めての猛暑日となった。東京消防庁によると、午後３時現在までに、東京都内で少なくとも２４人が熱中症とみられる症状で搬送された。この暑さは１２日も続く見込みで、１２日の最高気温は、前橋・福島・京都で３５℃、熊谷・福井で３４℃、山形・甲府・岐阜・大阪・奈良・鳥取で３３℃と、猛暑日が予想されている。熱中症に十分な注意が必要。