梅雨の晴れ間が広がった１１日は全国的に気温が上がり、各地で真夏の暑さとなった。

　日本付近は高気圧に覆われて朝から強い日差しが降り注ぎ、全国的に気温が上がった。北海道の帯広では最高気温が３４．７℃まで上がり、厳しい暑さとなった。全国で最も気温が上がったのは岐阜県郡上市八幡で３５．８℃を記録し、猛暑日となった。３５℃以上を記録した猛暑日の地点は全国で３地点だった。また、３０℃以上を記録した地点は全国９２８地点中４２１地点で、観測地点の４割以上にのぼり、真夏日の地点数は今年最も多くなった。

　関東地方でも軒並み今年一番の暑さを記録し、茨城県笠間は３５．２℃、群馬県館林でも３５℃まで上がり、関東で今年初めての猛暑日となった。

　東京消防庁によると、午後９時現在までに、東京都内で少なくとも４５人が熱中症とみられる症状で搬送された。この暑さは、来週の前半にかけて続く見込み。

　１２日の最高気温は、福島、前橋、熊谷、京都、帯広で３５℃、福井、大津で３４℃と内陸を中心に猛烈な暑さが予想されている。こまめに水分補給をするなど、熱中症に十分な注意が必要。