祇園祭「斎竹建て」行われる 台風懸念も…
京都・祇園祭のハイライト、山鉾(やまほこ)巡行を17日に控え、しめ縄を張るための竹を建てる「斎竹(いみたけ)建て」が行われた。一方で、接近中の台風の影響が心配されている。
「斎竹建て」は、前祭の山鉾巡行で長刀鉾に乗った稚児が切るしめ縄を張るための青竹を建てる儀式。京都の四条通では、高さ約15メートルの2本の竹を縄で丁寧に縛り斎竹を建てていった。山鉾巡行の朝に、しめ縄を竹に結びつけて結界を張り、稚児がその縄を切り落とすと、山や鉾が一斉に動き出す。
台風の影響が心配されるが、関係者によると、1884年以降、悪天候を理由に巡行が中止されたことは記録が残る限りないという。山鉾連合会は、17日午前5時半までに、巡行の実施をどうするか判断するとしている。