内陸に集団移転「玉浦西地区」まち開き式典
宮城県岩沼市で、震災の津波で被災した沿岸部の集団移転先として整備された新しいまち「玉浦西地区」のまち開きの式典が行われた。
玉浦西地区は、津波で家を失った沿岸部の6地区の住民が内陸部に集団移転した約1000人の新しいまち。岩沼市民会館では19日、玉浦西地区の住民らが出席し、まち開きの式典が開かれ、竹下復興相が「新しい街の伝統を作り上げ、次世代に引き継いでほしい」と激励した。
そして、地元の中学生が新しいまちでの再出発を誓った。
玉浦中学校3年・櫻井未夢さん「玉浦が私の故郷であることを誇りに思い、この玉浦で経験したことを、学んだことを決して忘れず、まっすぐ前を向いて歩いていこうと思います」