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拉致被害者の家族らが集会“強い対応”訴え

2015年7月23日 1:48
拉致被害者の家族らが集会“強い対応”訴え

 北朝鮮が拉致被害者などに関する特別調査委員会を設置して1年が過ぎたにもかかわらず、いまだに進展がないとして、家族らが解決に向けた強い対応を訴えた。

 拉致被害者らを巡る全面調査については、調査期間のメドを1年としてきたが、今月2日に、北朝鮮から「調査には今しばらく時間がかかる」と連絡が来たまま。これを受け、家族らは22日、緊急集会を開いた。

 拉致被害者家族会・飯塚繁雄代表(77)「(北朝鮮で)じっと待っている、苦しんでいる被害者を全員一括帰国させようと、北(朝鮮)に対しては強い態度で対応していかなくてはいけない」

 横田めぐみさんの父・横田滋さん(82)「早くしていただかなければ、せっかく帰ってきたのに親族が亡くなっている方が出てくる」

 また集会では、拉致被害者の一括帰国に向け、北朝鮮に対し期限を設け、それが実現しなければ、制裁を最大限強めると通告すべきとの決議が採択された。