関東で急な雷雨 冠水・落雷・突風に注意
24日、関東地方は大気の状態が不安定となり、昼すぎから各地で激しい雷雨に見舞われた。夜遅くにかけて、急な激しい雨や落雷、突風などに注意が必要。
東京・八王子市内は24日午後2時頃、突然の激しい雨に見舞われ、路面が一気に冠水したような状態となった。水は歩道にもあふれ、川のようになった。八王子では1時間に28.5ミリの強い雨を観測した。また、杉並区高井戸でも一時、激しい雷雨に見舞われ、車道が一時冠水するなどの被害が出たほか、隣の世田谷区でも1時間に49.5ミリの激しい雨を観測した。目黒区を流れる目黒川では、午後3時前に一時、氾濫危険水位を超えた。
落雷が原因とみられる停電も起きており、午後4時半現在、茨城県で約4200戸、東京・世田谷区で約1100戸が停電している。また、日野市や三鷹市などでも約2500戸が一時停電した。
関東地方は24日夕方ごろを中心に、夜遅くにかけて雷を伴った1時間に50ミリから70ミリの非常に激しい雨の降るおそれがあり、低い土地の浸水や河川の増水、氾濫などに警戒が必要。また、落雷や突風、ひょうなどにも注意が必要。