シンドラー元社員、エレベーター故意に停止
シンドラーエレベータで、保守点検を担当していた30代の元社員が、東京都内などの集合住宅でエレベーターを故意に停止させ、合わせて7人が閉じ込められていたことがわかった。
国土交通省によると、シンドラーエレベータで保守点検を担当していた36歳の元社員は、今年6月から今月にかけて東京都や千葉県にある都市再生機構の複数の集合住宅で、特殊な鍵を使うなどして扉を操作し、利用者が乗ったままのエレベーターを故意に停止させたという。ケガ人はいなかったが閉じ込められた人は7人にのぼり、中には45分間閉じ込められた人もいたという。
元社員は、「会社とトラブルになり腹いせにやった」と話しているということで、シンドラーエレベータはこの元社員を懲戒解雇処分にしている。