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五穀豊穣願い「乙女入り」 阿蘇・霜神社

2015年8月19日 16:08
五穀豊穣願い「乙女入り」 阿蘇・霜神社

 五穀豊穣(ほうじょう)を願って、少女が59日間、火を燃やし続ける「火焚き神事」が、19日から熊本県阿蘇市の霜神社で始まった。

 「火焚き神事」は、早霜を降らせる悪霊を里人が火を焚いて鎮めたという故事に習った農作物の豊作を願う神事で、国指定の重要無形民俗文化財の指定を受けている。

 19日は「乙女入り」という儀式があり、今年の火焚き乙女に選ばれた阿蘇小学校3年の森愛華さん(8)が、介添え役の祖母・紀久代さん(63)と火焚き所に火を入れた。

 地区の人たちが交代で見張り、10月16日まで59日間、火を燃やし続ける。