川内原発トラブル 放射能の影響なし
九州電力は、今月11日に再稼働した鹿児島県の川内原発1号機でトラブルがあり、現在行われている出力を上げる作業を延期すると発表した。
今月14日に発送電が始まった川内原発1号機では、現在、出力を上げる作業が進められている。九州電力によると、発電に使う蒸気を冷やし水に戻す復水器の中に微量の海水が混入していることが分かった。海水を通している冷却管から、漏れ出しているという。海水の除去はできており、今回のトラブルによる放射能の影響はないという。
運転の継続にも支障はないということだが、今後の運転に万全を期すため、21日に予定していた出力を95%に上げる作業を延期すると発表した。これにより今月25日に予定していたフル出力は遅れるという。