川内原発、7月にも再稼働へ 審査全て終了
鹿児島県の川内原発について、原子力規制委員会は27日、再稼働の前提となる審査を全て終了した。九州電力は、7月下旬にも1号機を再稼働させる計画。
川内原発1、2号機は、去年9月、安全対策などが新基準に適合しているとして原子力規制委員会の審査に合格したが、その後も、設備機器の設計などを確認する「工事計画」などの審査が続けられてきた。規制委員会は27日の会合で、作業員の緊急時対応などを定めた「保安規定」を認可し、これで川内原発は再稼働の前提となる審査に全て合格したことになる。
九州電力は、来月下旬に1号機の原子炉内に核燃料を入れ、7月下旬には原子炉を起動し発電を始める計画で、国内の原発としては約2年ぶりの再稼働となる見通し。