どこから迷い込んだ? 今治城のお堀にサメ
愛媛県の今治城のお堀でサメが泳いでいるのが見つかった。9日午後0時半ごろ、観光客が見つけ、今治城の職員に知らせた。
しかし、なぜ、海の生き物・サメが今治城のお堀にいたのか。今治城は海のすぐそばにあり、実はその海とつながっているのだ。今治城は全国でも珍しい海城で、かつてはお城の中に船着場が設けられていた。その名残から、現在もお堀には海水が流れ込んでくる。見つかったサメは、体の特徴などから、日本の沿岸海域の海底付近に生息する「ドチザメ」とみられている。
しものせき水族館・海響館の玉井健太学芸員「あまり聞いたことがない。満ち潮のときに、ちょうど海水の塊と一緒に入ってきたという想像ができる」
「ドチザメ」は人に危害を加えるサメではないということで、水族館では「温かく見守ってほしい」としている。