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栃木に大雨特別警報 住宅に土砂、橋は崩落

2015年9月10日 6:04
栃木に大雨特別警報 住宅に土砂、橋は崩落

 大雨の特別警報が出ている栃木県では全域で道路の冠水などの被害が出ている。

 栃木県内では、宇都宮市や鹿沼市など各地で道路が冠水するなどの被害が出て、7つの市や町、およそ3万世帯に避難指示が出されている。

 また、警察によると9日午後11時過ぎ、栃木市大平町の永野川にかかる旧千部橋が崩れ、通行できない状態になっているという。けが人などの情報は入っていないという。

 佐野市でも、9日午後10時半過ぎに住宅の裏山が幅10メートル、高さ20メートルにわたり崩れ、物置や住宅に土砂が流れ込む被害が出ている。この家には5人が住んでいるということだが、けが人はないという。

 一方、大雨の影響で栃木や茨城県を流れる鬼怒川など5つの川で氾濫の危険がある水位を超えているとして、氾濫危険情報を出して警戒を呼びかけている。気象庁や栃木県などによると、午前3時30分現在、鬼怒川、渡良瀬川下流部、姿川、永野川、田川の5つの河川で氾濫危険水位を超えている。これらの川では、いつ氾濫が発生してもおかしくない状況で、地元自治体は川に近づかないよう呼びかけるとともに、避難の情報に注意してほしいとしている。