鬼怒川の堤防で復旧作業 1週間で応急工事
茨城県常総市で、10日に決壊した堤防の復旧作業が始まった。国土交通省は、まずは一週間程度で決壊した部分を締めきり、本格的な復旧工事に移りたいとしている。
常総市三坂町では10日、高さ4メートルの鬼怒川の堤防が約140メートルに渡って決壊した。太田国土交通相は11日朝の会見で、11日からコンクリート製の「根固めブロック」を積み上げ、遮水シートを敷くなどの応急工事を行い、約1週間で決壊した部分を閉じる考えを示した。
また、住宅地などに流れ込んだ川の水については、すでに排水ポンプ車による作業が始めていて、最終的には74台投入し、なるべく早く排水したいとしている。