御嶽山 入山規制を9合目までに緩和
噴火から間もなく1年となる御嶽山で、8合目までとなっていた長野県木曽町側の黒沢口登山道の入山規制が、19日から9合目まで緩和された。
19日午前10時、木曽町の御嶽山安全パトロール隊が8合目にある規制のロープや看板を撤去した。規制の緩和により、黒沢口では9合目の石室山荘まで登ることができる。また、女人堂から三ノ池方面に向かう登山道が途中まで入れるようになった。
御嶽山の噴火警戒レベルは「2」の火口周辺規制で、気象庁が火口からおおむね1キロの範囲で大きな噴石に警戒するよう呼び掛けている。木曽町では1キロの外側にある9合目まで入山できるよう、山小屋などの安全対策を進めてきた。戦後最悪の火山災害となった御嶽山の噴火から、9月27日で1年を迎える。