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両陛下 和歌山県で豪雨災害被災者と懇談

2015年9月25日 17:30
両陛下 和歌山県で豪雨災害被災者と懇談

 天皇皇后両陛下は25日、和歌山県で2011年の豪雨災害の被災者と懇談された。

 天皇皇后両陛下は25日、国体出席のため和歌山県を訪問された。2011年9月、和歌山・奈良・三重3県では「紀伊半島豪雨災害」で80人以上の死者・行方不明者を出している。被災者6人と懇談された天皇陛下は、母と長男、二男を亡くした男性に、「本当にお寂しいこととお察ししています」と気遣い、妻と母を失った男性には、「どうぞお元気でこれからの道を進んで行かれるようにね」と声をかけられた。また皇后さまは、妻と娘を亡くしながらも町の復旧に努める那智勝浦町の町長を「町民のためにお尽くしになって本当にありがとう」とねぎらわれた。

 宮内庁によると両陛下は、この水害の発生当時から長く心を寄せ続けていて今回の訪問を心待ちにされていたという。