香川県で３年前から再開されているサワラの秋漁が解禁し、２日朝、初セリが行われた。

　早朝の高松市中央卸売市場で初セリにかけられるのは、香川県内で水揚げされた秋物のサワラ。１日解禁を迎えたが天候が悪く、最大２．９キロと平年並みの３本のみとなった。

　２日午前５時半、独特な掛け声とともにセリが始まる。地元のスーパー２社が競り落とし、高値は１キロ２５３０円と去年より１０３０円高くなった。

　香川県魚市場・柴野将海さん「春は（サワラの数が）昨年からちょっと減った。今年は秋漁もちょっと減ると予想している。寒くなるにつれて身質がよくなって、脂がのっておいしくなります」

　サワラの秋漁は来月末までで、数がとれるようになれば、価格も去年並みに落ち着いてくるという。