辺野古埋め立て「代執行手続き」政府が決定
沖縄・アメリカ軍普天間基地の移設計画を巡る辺野古の埋め立てについて、政府は、沖縄県知事が決めた埋め立て承認取り消しの効力を停止するとともに、埋め立ての「代執行」の手続きを行うことを決めた。
辺野古の埋め立てを巡っては、今月13日、沖縄県の翁長知事が埋め立て承認を取り消していた。
これに対し、石井国土交通相は、埋め立て承認を取り消せば普天間飛行場周辺の住民への危険性が継続されるなどとして、翁長知事が行った取り消しの効力を一時停止すると決定したもの。
さらに、政府は27日の閣議で、翁長知事が埋め立て承認取り消しを撤回しない場合に備えて、知事に代わって埋め立てを認める「代執行」の手続きを行うことを決めた。
政府は来月にも、辺野古沿岸部での本体工事に着手する考え。