選手村が周辺にある晴海ふ頭でテロ対策訓練
5年後の東京オリンピック・パラリンピックを控え、警視庁や東京海上保安部などは6日、選手村や競技場が周辺に集まる東京港の晴海ふ頭でテロ対策訓練を行った。
訓練は晴海ふ頭に寄港した旅客船にテロリスト数人が潜伏しているとの想定で、警視庁など12の機関から約150人が参加した。
税関の手荷物検査場では、テロリスト数人が一般人を人質に取って抵抗。警視庁の銃器対策部隊が銃撃戦の末に制圧した。
さらに、旅客船の救命ボートを奪って逃走したテロリスト仲間を海保のヘリと巡視艇が追跡して確保した。
晴海ふ頭の周辺には選手村や競技場の多くが集まる予定で、警視庁などは訓練を通じて連携を深め、水際対策を強化していきたい考え。