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流行語大賞候補に『火花』『五郎丸ポーズ』

2015年11月10日 16:34
流行語大賞候補に『火花』『五郎丸ポーズ』

 毎年恒例の「新語・流行語大賞」。2015年も様々なニュースがあった中、10日午後2時、大賞の候補となる50の言葉が発表された。

 まずは芸能から…。

■『福山ロス(ましゃロス)』
 今年9月に女優の吹石一恵さんと結婚した歌手で俳優の福山雅治さん。大物独身スターの結婚は、世の女性に衝撃を与えた。多くの女性ファンが悲しむさまは「福山ロス」あるいは、福山さんの愛称から「ましゃロス」と呼ばれ、候補として選ばれた。

■『火花』
 芥川賞を受賞したお笑いコンビ・ピースの又吉直樹さんの小説「火花」。人気タレントの受賞は大きな反響を呼び、発行部数200万部超えという純文学作品としては異例の記録を打ち立てた。

 続いてスポーツ…。

■『五郎丸ポーズ』『ルーティン』
 日本中を沸かせたラグビーワールドカップ。日本代表の歴史的3勝に大きく貢献したのが五郎丸歩選手。そして、五郎丸選手と言えば、ルーティンの一環でキックの前に行うあの独特なポーズ。国民を魅了した「五郎丸ポーズ」と「ルーティン」がノミネートされた。

 続いてはお笑いネタ…。

■『安心して下さい 穿いてますよ』
 “全裸に見えるポーズ”で話題をさらったお笑いタレント・とにかく明るい安村さん。「安心して下さい、穿(は)いてますよ」の決めゼリフが選ばれた。

■『ラッスンゴレライ』
 同じくお笑いタレント・8.6秒バズーカーのリズムネタ「ラッスンゴレライ」。軽快にリズムに乗せて歌われる“意味不明”な言葉が「癖になる」と若者を中心に人気となった。

 社会ネタでは…。

■『爆買い』
 中国人客が大量に商品を購入していく「爆買い」も候補になった。今年は日本のデパートなど店側も大きなビジネスチャンスと捉え、中国人客の旺盛な消費意欲を取り込む動きが加速した。

■『エンブレム』『白紙撤回』
 2020年の東京オリンピック関連で候補に挙がったのが、佐野研二郎氏がデザインした「エンブレム」。盗用疑惑が持ち上がったことなどから白紙に戻されたが、この「白紙撤回」もノミネートされた。さらに、2520億円もの巨額の建設費に批判が集中した新国立競技場。こちらも計画が「白紙撤回」された。

■『戦争法案』『シールズ(SEALDs)』『国民の理解が深まっていない』
 集団的自衛権の限定的な行使を可能にする安全保障関連法は、国民的な議論となった。国会前のデモでは“戦争法案”などと反対の声を上げる人が集まったが、この「戦争法案」がノミネートされた。この他、デモで注目された学生グループ「シールズ(SEALDs)」も候補になった他、「国民の理解が深まっていない」などが選出されている。

■ノミネート50語は以下の通り。

 爆買い/インバウンド/刀剣女子/ラブライバー/アゴクイ/ドラゲナイ/プロ彼女/ラッスンゴレライ/あったかいんだからぁ/はい、論破!/安心してください、穿いてますよ。/福山ロス(ましゃロス)/まいにち、修造!/火花/結果にコミットする/五郎丸ポーズ/トリプルスリー/1億総活躍社会/エンブレム/上級国民/白紙撤回/I AM KENJI/I am not ABE/粛々と/切れ目のない対応/存立危機事態/駆けつけ警護/国民の理解が深まっていない/レッテル貼り/テロに屈しない/早く質問しろよ/アベ政治を許さない/戦争法案/自民党、感じ悪いよね/シールズ(SEALDs)/とりま、廃案/大阪都構想/マイナンバー/下流老人/チャレンジ/オワハラ/スーパームーン/北陸新幹線/ドローン/ミニマリスト/ルーティン/モラハラ/フレネミー/サードウェーブコーヒー/おにぎらず

 新語・流行語大賞は50の言葉の中から選ばれ、来月1日に発表される予定。