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与野党が激しい火花…代表質問45分遅れで

2018年10月29日 15:25
与野党が激しい火花…代表質問45分遅れで

臨時国会で早速、与野党が激しく火花を散らしている。29日から安倍首相の所信表明演説に対する代表質問が行われる予定だったが、約45分遅れのスタートとなった。

野党側が問題視したのは、高市・衆議院議院運営委員長が作成した国会改革についての案。野党側は「勝手な提案だ」などと反発した。

この案は、高市氏が超党派の議員に私案として示したものだが、政府提出法案の審議を優先し、議員立法や一般質疑は「会期末前に残った時間」をあてる、などとしている。

これに対し野党側は、「立法府の行司役である議院運営委員長にふさわしくない」などと激しく反発した。

国民民主党・原口国対委員長「立法府が行政府の下請け機関になるということを議会運営委員長が公言するようなものであり、謝罪撤回ではすまない。(高市議運委員長の)解任を必要とするものだというふうに思っております」

与野党が断続的に協議した結果、高市氏が案を撤回することになり、野党もいったんは矛を収めた。結局、代表質問は約45分遅れでスタートした。

野党側は、外国人労働者の受け入れ拡大に向けた入国管理法改正案について、「事実上の移民政策ではないか」などとただし、安倍首相は「いわゆる移民政策をとる考えはない」と否定した。