「民泊」初の検討会 規制・ルールを議論
自宅の一室やマンションなどの空き部屋に客を有料で泊める「民泊」について27日、初めての検討会が開かれ、規制やルールのあり方などについて議論された。
急増する外国人旅行者への宿泊ホテルの不足が逼迫する中、マンションなどの空き部屋を貸し出す「民泊」について、検討会が開かれた。
「民泊」は、現在、旅館業法の許可を取らない形で行われていることから、衛生面や近隣住民とのトラブルなどの問題が指摘されている。
検討会では、衛生や安全面の観点から、飲み水や浴槽の管理についてルールを定めることや、宿泊客の本人確認を確実に行うべきなどという意見が出された。さらに、宿泊客による、近隣住民への迷惑行為の例がすでにあることから、規制強化について迅速に決定していくべきなどといった議論が交わされた。
検討会は、今年度末までに中間的なとりまとめを行う予定。