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大恩人…残念「水木しげるロード」ある地元

2015年11月30日 16:25
大恩人…残念「水木しげるロード」ある地元

 「ゲゲゲの鬼太郎」などの妖怪漫画で知られる漫画家の水木しげるさんが30日朝、都内で亡くなった。93歳だった。

 水木さんの突然の訃報を受け、水木さんが幼少期を過ごした地元・鳥取県境港市では観光客から「えっ、うそー、ほんまー、えー、びっくりしました。まじっすか」「ちっちゃい時からずっと見てきたのでテンション上がって来たんですけど、ニュース見て大先生と思って」などの声が上がった。

 境港市は街の活性化のため、1993年から境港駅の駅前通りに約800メートルにわたって「ゲゲゲの鬼太郎」など水木さんが生み出した妖怪キャラクターのブロンズ像などを配置した「水木しげるロード」や、水木さんの功績をたたえた「水木しげる記念館」をつくった。今では年間約230万人が訪れる一大観光スポットとなっている。

 水木さんの訃報に境港市の中村勝治市長は「私ども境港市にとっては大恩人でありまして、『水木しげるロード』の大々的なリニューアルに取り組んでおりまして、来年度から工事に着手する矢先であり、本当に残念でなりません」と話した。

 関係者も一様に水木さんの訃報に驚くとともに哀悼の意を示している。