五輪に備え…代々木競技場でテロ対策訓練
東京オリンピック・パラリンピックの開催を控え大規模なスポーツ施設へのテロの懸念が高まる中、警視庁は14日、国立代々木競技場第二体育館でテロ対策訓練を行った。
訓練は、イベント開催中の体育館に爆破予告の電話があり、ゴミ箱から不審物が発見されたとの想定で行われ、体育館の関係者など約130人が参加した。警察官や警備員が観客を避難させ、爆発物処理班が特殊な機器を使って不審物を回収した。
フランス・パリのテロ事件ではサッカーの試合中のスタジアムが狙われるなど、大勢の人が集まる民間施設、「ソフトターゲット」のテロ対策が課題となる中、警視庁は民間との連携を深めていく方針。