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女川原発 一部に適切な防火対策されず

2015年12月15日 22:10
女川原発 一部に適切な防火対策されず

 宮城県の東北電力・女川原子力発電所で、ケーブルの一部に適切な防火対策がされていないことがわかった。

 東北電力によると、ケーブルの不備があったのは女川原発3号機。非常時に原子炉の緊急停止や炉心の冷却を行うための「安全系ケーブル」は、その他のケーブルと不燃性ボードで分離し、防火対策がとられている。

 ところが東京電力・柏崎刈羽原発のケーブル不備問題を受けて、14日から始まった女川3号機の点検で、通信用ケーブルが不燃性ボードを貫通し、その部分に適切な防火対策がされていない箇所が1か所確認されたという。

 東北電力では「安全系ケーブル」は燃えにくい素材を使用していることなどから、直ちに安全性に影響するものではなく、報告した原子力規制委員会からも違反などの指摘は受けていないと説明している。

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