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【心の専門家に聞く】悩みの“サイン”見逃さないためには… 悩みがある人は「弱さを見せて」

2022年5月11日 21:57
【心の専門家に聞く】悩みの“サイン”見逃さないためには… 悩みがある人は「弱さを見せて」

悩みがある人が少しでも楽になるには、また、悩んでいるサインを見逃さないために、家族や周りの人ができることは何か、心の専門家に話を聞きました。

    ◇

悩みがある人に対して、心の専門家は――

りんかい月島クリニック 精神科医・吉田健一院長
「弱さを見せる。完璧な人間や完全に強い人間はいませんから、(誰かと)『つらいよね』と言い合うだけでも、お互いの慰めになると思います」

誰かに話すことで、楽になることもあるといいます。そのため、「1人で抱えず、信頼できる人や相談機関などに話してほしい」といいます。

一方、悩んでいるサインを見逃さないために、家族や周りの人ができることは──

りんかい月島クリニック 精神科医・吉田健一院長
「落ち込みが激しいとか、夜寝られていないとか、食事の量が減ってきたとか、ネガティブな発言が気になるという方の場合は『大丈夫?』と声をかけてあげるとか、本人が嫌がらない範囲で外に連れ出してあげて、リラックスさせてあげることが有効ではないか」

寄り添って気持ちを聞いてあげることが大切だといいます。厚生労働省などは、悩みを抱えていたら、自分だけで悩みを解決しようとするのではなく、専門の相談員に話を聞いてもらうなどしてほしいと呼びかけています。

電話「こころの健康相談」 0570-064-556
電話「いのちの電話」   0570-783-556 午前10時~午後10時まで
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