海外からの旅行者を地方に誘致するため、日本政府観光局主催の相談会が２７日、都内で開かれ、全国の地方自治体の担当者などが集まった。

　海外からの旅行者の誘致に取り組む日本政府観光局が主催したこの相談会には、外国人旅行者を呼び込みたい全国の地方自治体の担当者のほか、旅館やバス会社など観光関連の業者などあわせて８００人以上が参加した。

　このうち、岩手県陸前高田市の担当者は、海外から震災の教訓を学ぶ修学旅行などの誘致を目指し、具体的な受け入れ体制について尋ねていた。

　また、イスラム圏からのスキー客が増えている長野県飯山市の担当者は、イスラム教徒へ提供する料理について相談していた。

　参加者の中には、今後はインターネットを通じて地方の魅力を情報発信することに力を入れていく必要があると話す人もいた。