「特殊詐欺」被害額、6年ぶりに減少
去年1年間の振り込め詐欺など「特殊詐欺」の被害総額は476億円あまりで、6年ぶりに減少に転じた。
警察庁によると、去年1年間の振り込め詐欺など「特殊詐欺」の被害総額は476億8000万円で、過去最悪だった前年から約89億円減り、6年ぶりに減少に転じた。これは、宅配便などで多額の現金を送らせる手口への対策強化によって高額な被害が減少したためだとみられている。
一方で、認知件数は3%あまり増え、1万3828件となっている。現金ではなく、コンビニなどで購入させたプリペイドカードのIDを聞き出し、電子マネーをだましとる手口が急増していて、警察庁は注意を呼びかけている。