“豆まき”の裏側!大量の豆はどう準備?
2月3日は節分。節分といえば、神社やお寺では盛大に“豆まき”が開催されています。でも、使用する大量の豆はどうやって準備されているのでしょうか?今回、実際にその準備に参加して、“豆まき”のヒミツを取材しました!
■増上寺でリサーチ!
やってきたのは、東京・港区にある豆まきで有名な増上寺。毎年、芸能人も参加して華やかな節分です。今回の豆まきには、中村玉緒さんや安藤美姫さんが来るそうです。でも、この大量の豆はどのように準備しているのでしょうか?リサーチしました!
■1日で2万個を袋詰め
増上寺にある食堂。豆の良い香りが漂うそこでは、お坊さんや地域の方、約80人が、豆まきで投げる小さな袋に豆を詰めていました。どんな味なのかつまみ食いしてみると、香りが強く香ばしさが口の中に広がります。もちろん口ばかりじゃなく、しっかりと手も動かしました。おそらく100個は袋詰めしたはず…。この日、作業した豆の量は、袋にして2万個、約400キロです。節分当日までに約1トンもの豆が用意されます。
■投げ方のルールとは?
石段を登り、実際に豆をまく場所へ行ってみると、意外と高く感じました。増上寺・総務課の三輪さんによると、「舞台が出るともっと高さを感じます」とのこと。高いからこそ投げ方にルールがあるそうで、三輪さんはこう説明してくれました。
「上から投げるとスピードが出て危ないので、皆さんには下から投げるように」
盛大な豆まきの裏には、たくさんの人々の“マメ”な作業があったんですね。
■余った豆がスイーツに
ところで、豆まきをした後は豆が余ることがありますが、この余った豆でおいしいスイーツができるというウワサが…しかも、調理はたったの5分とか。そこで、節分豆のアレンジ料理を田中伶子クッキングスクールの校長・中村さんに教えていただきました。たった5分でできるスイーツ“煎り大豆の砂糖がけ”です。そのままの大豆とは違い、砂糖をまぶすだけでいっきにスイーツのような味に変身!熱いうちにココアや抹茶などのパウダーにまぶすと、大人の味になります。
■大豆スイーツをバレンタインに!?
この大豆スイーツ、手軽にできておいしい上に、作ってからかなり保存が利くそうです。そこでいいアイデアを思いつきました!バレンタインもすぐやってくるということで、節分で残った豆を使えば…体に気を遣った義理チョコに。みんながハッピーになりますよ!――お財布も含めて。