高浜原発4号機水漏れ 再稼働遅れる見通し
福井県の高浜原発4号機で放射性物質を含む水が建屋内に漏れたトラブルを受け、関西電力は、21日に予定していた起動試験を先送りした。今月下旬の再稼働は遅れる見通し。
関西電力によると、20日午後3時40分すぎ、高浜原発4号機の原子炉補助建屋の床などに、放射性物質を含む水約34リットルが漏れたという。環境への影響はないものの、原子力規制庁の検査官が21日朝から現場に入り、関西電力から話を聞くなど原因を詳しく調べている。
このため関西電力は、21日に予定していた原子炉の温度や圧力を徐々に上げていく起動試験を22日以降に延期した。今後のスケジュールに影響が出る恐れもあるとしていて、今月下旬の再稼働は遅れる見通し。