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警察庁 山口組は「対立抗争状態」と認定

2016年3月7日 18:34
警察庁 山口組は「対立抗争状態」と認定

 警察庁は7日、指定暴力団「山口組」とそこから分裂した「神戸山口組」が「対立抗争」状態にあると認定し、全国の警察に対し、取り締まりや情報収集を更に強化するように通達を出した。

 警察庁によると両団体をめぐるトラブルは、去年8月の分裂以降、6日までに全国で少なくとも49件発生している。この中には、車両が事務所などに突っ込む事件が9件、銃器が使用される事件も4件起きている。

 先週以降、事件が全国で多発し、凶悪化していることなどから、警察庁は山口組と神戸山口組が「対立抗争」状態にあると判断したという。

 警察庁は全国の警察に通達を出し、両団体に対する集中取締本部を設置し体制を強化すると共に、関連情報の収集と取り締まり、警戒の強化を行うよう指示した。