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JR東日本、送電設備の部品を緊急点検

2016年3月16日 4:36
JR東日本、送電設備の部品を緊急点検

 JR高崎線で、送電設備の部品が破損したために出火し、全線で運転を見合わせたトラブルを受け、JR東日本は、16日未明から、同じ種類の部品の緊急点検を始めた。

 埼玉県のJR高崎線・籠原駅で15日未明、送電設備が出火して故障し、高崎線や上野東京ラインで運転を見合わせた。JR東日本によると、送電線を支える絶縁体の部品「がいし」が破損し、高圧電流が漏電したことで、送電設備や信号機器が燃えたという。

 これを受けJR東日本は16日未明、山手線のJR浜松町駅周辺で、故障したものと同タイプの「がいし」を緊急点検した。今後、首都圏の約8万か所で順次調べていく方針。

 高崎線の復旧作業は16日も終日行われ、岡部-熊谷駅間が運転見合わせ、他の一部区間も本数を減らして運行する。