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メルトダウン公表遅れ 東電第三者委が会合

2016年3月17日 17:22

 5年前の福島第一原発の事故で、事故の4日目には核燃料が溶け落ちる「メルトダウン」が起きたと判断できるマニュアルがあった問題で、東京電力が設置した第三者検討委員会の初会合が17日、開かれた。

 東京電力・広瀬直己社長「しっかり厳正に調査をしていただき、私どもはそれにしっかり対応していかなければと思っております」

 福島第一原発の事故で、東京電力が「メルトダウン」を公表したのは事故から約2か月後のことだったが、事故の4日目にはメルトダウンしていると判断できる社内のマニュアルがあったことが先月わかった。

 この問題の検証のため東京電力は外部の弁護士3人からなる第三者検討委員会を設置し、17日、初めて会合を開いた。今後、関係者から聞き取りを行い、社内マニュアルにのっとってメルトダウンの判断や公表ができなかった経緯や原因などについて調べ、結果を公表する予定。