東京都内の小学校で入学式が行われた６日、警視庁の高橋清孝警視総監が、新一年生に対して横断歩道を正しく渡る訓練を行った。

　東京・新宿区の四谷小学校では、高橋清孝警視総監が９５人の新一年生に、信号を守ることや左右を確認するといった横断歩道を渡る時のルールを教えた。その後、高橋警視総監らは新一年生とともに近くの大通りで、実際に横断歩道を渡った。

　この小学校は４年後のオリンピックのメーン会場に隣接し、新国立競技場の工事車両などで交通環境の悪化が懸念されることから、保護者らも真剣な面持ちで訓練を受けていた。

　都内では今年、すでに３人の小学生が交通事故で死亡していて、警視庁は学校などと協力し、児童への交通安全教育を徹底することにしている。