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中国機、管制官からの指示従わず着陸

2016年4月11日 19:15

 羽田空港で9日、中国国際航空の旅客機が管制官からの着陸のやり直しの指示に従わず、そのまま着陸していたことが分かった。

 国土交通省によると9日午後、北京発の中国国際航空181便が羽田空港に着陸しようとした際、先に着陸した別の飛行機が滑走路上に残っていたため管制官は着陸のやり直しを指示した。

 中国国際航空のパイロットが指示内容を聞き直したため管制官は再び、着陸やり直しの指示を無線で伝えた。しかし、パイロットは着陸を宣言するとそのまま着陸したという。

 先行の飛行機はほぼ同じタイミングで滑走路から出ていたが、国交省は管制指示違反の可能性もあるとみてパイロットが管制官の指示内容を聞き取れていたかどうかも含め、会社側に当時の状況を文書で問い合わせている。