宮内庁・西村長官 天皇陛下は「大変お元気そうだった」 前立腺のMRI検査結果“肥大認められたものの、懸念される所見なし”
宮内庁の西村長官は10日の定例会見で、天皇陛下のMRI検査の結果で前立腺の肥大が認められたものの、特に懸念される所見はなかったことについて、「10日もお会いしましたが、大変お元気そうだった」と述べました。
天皇陛下はこれまでの血液検査の中で、やや懸念される傾向がみられるとして、今月6日に東大病院で前立腺のMRI検査を受けられました。
宮内庁は10日検査結果について、前立腺の肥大が認められたものの、特に懸念される所見はなかったと発表しました。
ただ、念のため今月中に「生検」=組織の検査を受けられるということです。
西村泰彦宮内庁長官は、10日午後2時からおこなわれた定例会見で陛下の検査結果について問われ、「10日もお会いしましたが、大変お元気そうだった」と述べ、「おそばでお支えする立場として、天皇陛下がお健やかにお過ごしになれるよう、今後ともご健康の状態には細心の注意を払ってまいりたい」との考えを示しました。
また、西村長官は陛下の今後の日程に変更は無いとし、12日から予定されている兵庫県への訪問も「予定通りです」と述べました。