千代田区の民間事業者対象 テロ対策講習会
伊勢志摩サミットの開催が来月に迫る中、警視庁は18日、国会などの首都機能が集まる東京・千代田区の民間事業者を対象に、テロ対策の講習会を開いた。
警視庁の講習会に参加したのは、千代田区の民間事業者の社員ら180人。講習会では、警視庁公安部が作製したテロ防止の取り組みをまとめたVTRを見せるなどして、テロリストが事件を起こす前の行動の特徴などを説明した。また、テロリストが爆発物の原材料を薬局で購入したり、ホテルやインターネットカフェなどを活動の拠点にしたりする可能性があるとして、不審者を見かけた場合の通報を呼びかけた。
警視庁公安部の栁川浩介外事3課長は、「テロの脅威は現実のものになってきている。未然防止のために、民間との連携を一層図っていきたい」と述べている。